2024/05/08 ジャックラッセルテリアの歴史

イギリス・デボン州、ジョン・ラッセル牧師(1795年~1883年)が狐狩りをするために地中の穴に潜り込める小さな白いテリアを作出しました。

地中深く潜り、地中から声が聞き取りやすい大きな声、鼻先で吠えて威嚇しキツネを穴から追い出したり、テリアマンが掘り出すまでキツネを留めておいたり、地中深くまで逃げ込まないようにキツネの足を噛むまでの担当だったようです。

ラッセル牧師は、イギリスのケンネル・クラブ創設に関わりましたが、ドッグショーには出陳しませんでした。スタイルのみが先行し、他のあらゆる犬種と比べ合うことのナンセンスさ、それぞれの作出目的と機能性、作業能力が失われることを危惧したためです。

ジャックラッセルテリアの猟犬としての資質が失われないようにイギリスで保護されてきましたが、近年、オーストラリアに渡り、オーストラリアでウェルシュコーギーペンブロークやビーグル、スムースフォックステリア、ワイヤーフォックステリア、日本テリア、シーリハムテリアなどさまざまなテリアをかけあわせ足の短いタイプ、性格もマイルドなタイプに徐々に改良されていきました。

頭の細いテリアとは異なり少し張った頭部はコーギーやビーグルなどから受け継がれたものだと思います。

また、太くがっしりとしたボディ。

フロントはテリアフロントではなくコーギーやビーグルのようなフロントでがっしりしています。

当時は、穴に入ったときに引っ張り出しやすい尾の長さに断尾をしていましたが、今は、動物愛護の観点において断尾はしなくなりました。

 

 

オーストラリアで改良され基礎となったブリーダーなら誰もが知る名犬たちです。

 

Aust.CH.Malung Jim Beam

Aust.CH. MALUNG ORINOCO 

(我が家のマイティマン1996.01.10の父親です。)



Aust.GD.CH. Coleann Brown Lagar




Aust.GD.CH.Baylock Rob Roy

(我が家のミッシェル1997.09.25の父親です。)

 

Aust.Grand.CH.Myrmidon Jack Cam

オーストラリアのマーミドン犬舎のグランドチャンピオン

 

2024年05月08日